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一部の人からラジオくんと呼ばれています。

放送機材の話。

開局まであと30日。

 

1月が終わっちゃいます。3月2日が開局日。1月って言ってるうちは間に2月さんが居る感じがするので、「もうちょっと」ってイメージだったんですが2月になるとヤバイ。もうすぐそこに居るよ開局日。3月がすげえ存在感。近すぎて震える。

 

そんなこんなで開局作業は毎日膨大な雑務とともに進んでいます。

 

たとえばきょうは、スタジオの機材関係の搬入設置、設定なんかを業者さんにやってもらってるのと並行して、伝送装置(音声を送信所まで持ってくやつ)の工事とか、開局記念イベントの打ち合わせとか、販促ツール的なもののデザイン発注とか、事務的な手続き書類とか、スタッフ研修の資料準備とか、そういうことをしてました。

 

まーでも、スタジオに機材が入ると、放送局っていう感じがします。

 

もともと僕は昔バンドやってて音響機材扱ってたりとか、ちょっとしたイベントの音響やったりとか、あとインターネットラジオの活動なんかをしてるので、たぶん世間の平均的なとこよりは機材に詳しい方になると思います。

 

マニアというよりは機材フェチっていったほうがいい気がするんですけど。
○うんど○うすのカタログとか見ながらご飯食べられるレベル。

 

それはさておき、放送局用の機材と、バンドとかインターネットラジオ用の機材は何が違うか。たとえば、インターネットラジオ用にしては僕はそこそこ個人所有の機材持ってる方ですけど、せいぜいもろもろで十数万円くらいのものです。 いや二十万くらいはするかな。ほんとはもうちょっとするんですけど。何のエクスキューズだコレは。

 

別に音響機材とかなくても、いまPCにカメラとかマイクは内蔵されてるものが多いので、たとえばMacBookの内蔵マイクとカメラでUstream配信、っていうのでも成立はします。

 

ですが人数が複数いるときに、それぞれの声を個別に拾ってバランスとりたいとか、音楽重ねてどうこう、となってくるとマイクとかミキサーとか、そういうことになってくるわけです。

 

じゃあそういうUstreamとかやるような機材で、放送局やっちゃダメかっていうと、別にそんなこと無いんですよ。出来るか出来ないかで言えば、まあ出来ます。

 

機材ってお金かければほんと際限なくかけられるので、どのレベルのものをどれだけ揃えるか、っていうのは、お金のないコミュニティ局にとっては難しい問題です。

 

全部プロ仕様のいい機材を入れられるなら入れたい。そうするととんでもなくお金がかかるので、どこにこだわってどこを妥協するか、そういう判断をしないといけないです。

具体的な個別の機材の話を書いてると、この記事が終わりそうな気がしないですな。

 

まず感じるのが、プロ仕様じゃなきゃいけない部分と、そうでなくてもOKな部分の境目が、だいぶ後者に寄ってきてるっていうところ。

 

編集ソフトとか、ハードもそうですけど、安くなったなあと思います。フリーウェアでもここまでできちゃうの、みたいな。価格が単純にクオリティと比例しない。購入側からしたら 見極める目が試されるところです。安いもので充分なところは、躊躇なく安いものを入れる。

 

いっぽうで、プロ仕様の機材が高価なのは、それなりに理由があったりもします。

理由はそれぞれですけど、たとえば「壊れない」とか。壊れても部品交換で永久保証してくれるとか。特に田舎の放送局ですから、たとえばメインのコンソールがぶっ壊れて「ちょっとそこのお店で買ってきて」なんていうわけにいかない。その間放送を止められないですからね。

 

あと、意外とコミュニティの場合大事だと思ってるんですけど、「低機能にまとめる」なんていうのもポイント。

 

高機能で高い、っていうのは、よくあるじゃないですか。でも、少人数でやるんだったら最低限の機能で、とにかくこうやったら音が出ます!みたいなのがいい。そのほうがあちこち触っちゃってトラブルになるのを回避出来ます。低機能で高品質、っていう機材は、なかなか見つけるの難しいんです。

 

なので今回入れた機材は、個人の趣味で買うんだったら、同じ値段ならもっと違うの買うな-って思ってますけど。

 

基本的な目線は、「トラブル回避」です。最小限のスタッフと機材で、最大限のメディアを作るための。

 

なんでもそうですが、常に80点以上のクオリティを保つ、っていうのはなかなか難しい。マラソンでも、大会当日に合わせてトレーニングするからなんとか42km走れますけど、毎日30km走れって言われても無理。いや出来る人もいるんでしょうけど。

 

コスト(お金だけではなく)の面から言うと、平均80点のクオリティを作るためにかかるコストと、80点を95点にあげるために必要なコストと、95点を100点に持ってくためのコストが、同じくらいじゃないですかね。

 

放送事故とかトラブルが有ると0点(免許事業としてはマイナス点かも)の可能性があるので、トラブル回避が平均80点キープに非常に重要なポイントだと思っています。

 

あ、もちろん80点でいいや、と思ってるわけではないですよ。日々の放送は100点以上を目指してやりますが、放送局っていうビジネスは平均点大事だな-と思ってるっていう話です。

 

きょうはこのへんで。

いま別ウィンドウで開いてるデータ入稿したら、帰って一杯だけ飲んでもいいよね。

ホントは機材ラック眺めながらでも飲める気がします。機材フェチですから。

 

 

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